4級アマチュア無線免許

ドゥカテイネットの伊豆お泊まりツーリングで、「アマチュア無線をとろう!」という気運が盛り上がってからはや半年、ツーリングシーズンの天気のいい日曜日に試験を受けに行くのもアレだよなあ、と天気を伺いながら晴れてる日はツーリング行ってたりしたら、11月になってしまいました。JA1のコールサインもそろそろカウントダウンらしいのと、ツーリングも下火になってきた11月23日、ついに受けに行くことにしました。ちなみに参考書は、

2004年度版第4級ハム国試要点マスター

です。今Amazon見たら2005年度版になっているので、画像とリンクは2005年度版へ。たしか8月12日頃に買って、通勤中ずーっとカバンの中に入ってて暇なときに目を通してました。8月15日の試験の時は天気悪くて絶好だったのですが、まだ全然目を通せてなかったので、パスして以来、行く機会がなかったですね。まあ、真剣に勉強すれば簡単な暗記問題なので、3日くらいで何とかなる人もいるかもしれません。

自分のペース(通勤電車の帰りオンリー)だと1週間くらいあればなんとか、ですかね。

これが当日試験が行なわれる、試験会場の(財)日本無線協会本部の入っている江間忠ビル。ちにみにMapFanではここ。もっとも、ホームページで配布されている案内図のPDFをプリントアウトしていれば迷うことはないでしょう。私は大江戸線の勝どき駅からテクテク歩きました。11月ですが天気もよく暖かくて、バイクでこのビルの前を通り過ぎる集団もいたりしました。まあ、防寒装備があれば、今日もツーリング日和ですが…。

奥に、チラッとサンクスが写っていますが、コンビニも近くにあるのでコピーとかとれますね。試験終了後、試験問題をソッコーどこかへFAXしている人もいました。

当日試験の試験日は毎月第3日曜日の10時30分からと、13時30分からの2回、ということです。

私は申請書を用意していないので、開場となる9時過ぎには現地入りしてみました。

一番気になってたのがどのくらい混んでるのか、ということですが、

試験開始の1時間前で、

こんな感じでした。3人掛けの机に各2人ずつ、といった着席状況です。まあ、ギリギリになってから駆け込んでくる人も大していないので、試験開始までだいたいこんな感じですね。ホームページで配布されている資料だと定員200名とか書かれてますけど、余裕そうでした。

 

試験申請書は試験室の入り口で120円で買うことができるので、それを買って会場に入り、記入して、写真を貼って、会場後ろで受付してもらいます。あ、試験はマークシートなんで鉛筆とシャープペンシル用意していったのですが、この試験試験申請書は「青か黒のインクまたはボールペン」で書く必要がありますって、サラリーマンの身だしなみ(?)として、そういう筆記具は必ず持参してる(学生時代は万年筆でしたが、サラリーマンになってノンカーボンとかに書かなくてはならない機会も多く、シャープペンシル+黒ボール+赤ボール+スタイラス、という構成のペンは常に持ち歩いています。スタイラスはザウルスを手放した今となっては無用の長物ですけどね)ので、特に問題はありませんが、筆記具持ち歩かない人は焦らないように。あと、写真を貼るので当然糊が必要なんですが、いちおう、会場に用意されています。ただ、写真を貼りに用意されている場所まで移動したりウロウロするのがスマートじゃないと感じる人は、スティック糊の1本を持って行くに越したことはないでしょう。

3cm×2.4cmの写真を貼りますが、このサイズに切り抜くカッター(?)も用意されています。手で寸法割り出して切るよりよっぽど簡単なので、コイツは利用した方がいいかも(私は切って持って行きましたが)。

んで、試験申請書には、印鑑を押す場所があって、普段印鑑を持ち歩かない私はビビリましたが(会社ではシャチハタ印で通用するのです)、自署の場合は不要(意味不明)とのことで、事なきを得ました。焦らないように朱肉印くらい持っててもいいかもしれませんね。

申請書受付中。

4,950円の試験手数料を払います。

10時30分から試験開始ですが、まあ、待ち時間があるので、要点マスターでもパラパラと読み返しています。私の左後方にはカブスカウトの少年少女たちの一団がいまして、彼らも試験前のおさらいをしているところのようです。

片方が問題を出すともう一人が3番、とか答えています。おいおい、まだ選択肢読んでないだろう…。

彼らは問題と答えをセットで暗記しているのでしょうか…。要点マスターの類題って、答えの選択肢の順番が違うだけなのも含まれてたような…。

基本的な試験勉強のしかたの違いを知って愕然としました。

教訓:4級ハムの試験前に、小学生の会話には耳を傾けないようにしましょう。

役に立たないな~。

で、試験本番。A4表裏×2枚、という問題用紙で、問題番号の順番を把握する必要があるなあ、と思った以外はたいしたこともなく、考える試験じゃないので、5分で終わり。30分経たないと退席できないので、ゆっくり見直し。でも15分。あと10分は問題用紙をひっくり返したり、とにかく時間が終わるのを待ちました(笑)。4問ほど答えのわからない問題があってヤマカンで解答しましたが、まあ、余裕でしょう。

で、当日試験の場合は2時間ほどで合格発表がされるので、トリトンスクエアでメシでも食いがてら時間を潰して、合格を確認できたら、そのまま免許の申請もしておきましょうかね。

とか思っていたのですが、トリトンスクエア、時間がつぶせるような場所が少ない~。

日曜日なのでフリーマーケットなんかもやってるみたいですね。

とりあえずコーヒーショップでだらだらと時間を過ごして、合格発表を確認しに戻ります。時間つぶしのアイテムをなんか持ってたほうがいいですね。

これから午後の試験を受けるという人と合格発表を見に来た人たちでごった返していますが、まあ、頑張って待ちます。

無事合格なので、免許の申請も行ないます。

免許の申請用紙を窓口で購入して、記入して、申し込みます。

返信用封筒に貼る切手がなくて焦りましたが、窓口で80円余計に払えば貼ってくれるので問題ありませんでした。

免許の申請手数料は2,100円です。

で、免許の申請が終わると、まあオシマイなのですが、いちおう窓口の隣で「アマチュア局個人・社団用開局用紙」というのが840円(だったかな)販売されていたので購入しました。


と、ここまでで受験は終わりなワケですが、コールサインをゲットする(開局する)までにはもうちょいすることがあります。

まず、免許の申請はしているので、いずれ免許証は来るわけですが、開局するには無線機が必要になります。

で、無線機なんですが、バイクでツーリングするときに使うという漠然としたイメージしかない人にとって、どこで買ってくりゃいいのかイマイチわかりませんよね。

私はドゥカティネットの書き込みにあった、山本無線というところに、別件で秋葉原に買い物があったついでに顔を出してみることにしました。

よく下調べしていないのですが、当時ドゥカティネットで人気のあった機種は、yaesu(現在はVertex Standard)のVX-5。これが34800円とかでしたかね。とりあえずそれを見せてもらいます。

トリプルバンド対応で、無線通信しないときは、FMラジオ代わりにもなるらしいです。

まあ何がいいのかよくわからないので、とりあえず店員さんのお薦めも聞いてみます。

同じメーカーのVX-7だそうです。

「ええー」

たしか49800円とかって値札が付いていたような…。

「何がいいんですか?」

っていう質問をすると、まあ、防水性とそれから、デュアルバンド同時受信、ってとこですね。

個人的には、LEDフラッシュインジケーターと高精細液晶表示がなかなか良さそうですが、それくらいでこの価格差は埋められませんが…。


VX-7の液晶

VX-5の液晶

で、御値引きも提示していただいたのですが…、

「うーん」

とか迷ってしまいます。もともとこの日に買うつもりも強くなかったので(JA1がとれるかも、っていう話は聞いていますが、JA1にはあんまりこだわってないので)、半分くらい今日はいいです、っていうつもりでいたのですが、

店員「そうですね、あとはボタンのクリック感があることですか」

「え!?」

VX-5は押したか押してないかわからないフニャフニャのボタンなのに対し、VX-7は、プチプチ、と押したのがわかるボタンになっているのでした。

キーボードにはこだわる私、この1点で決定しました。

「VX-7を買います」

ということで、別件の買い物よりはるかに高額な荷物を抱えて秋葉原を後にしました。

ちなみに、元々KTELのインコムをiCOMの特定省電力トランシーバーで利用していましたので、接続用にプラグの変換コネクタ、マイクアダプターCT-91 1000円を購入するだけで使えるようです。


で、試験の時に購入してあった、「アマチュア用個人・社団用開局用紙」に必要事項を記入して書留で発送すれば、そのうち無線局免許状が届くわけです。ただ、記入するために無線機が必要なのは、これに記入する技適証明番号を知る必要があるだけですので、実物なくてもいいんじゃないか、という気がしました(笑)。

ちなみにVX-7は製造時期によって、技術基準適合証明番号が複数存在するようです。

02KN312 ※無線設備規則の一部を改正する省令(平成17年総務省令119号)附則第3条第2項の規定の適用を受ける必要がある
002KN412
技術基準適合証明機種の申請について

んなわけで私もアマチュア無線技士の仲間入りです~。

さしあたって、通信する相手もいない状態で持ち歩く必要もないというか、どうやって使っていいかわからないので、次のドゥカティネットのツーリングに参加するまで封印状態ですかね…。 


なお、後日発行されたコールサインはJE1~でした(チャンチャン)。