オーナーズ・マニュアルより - 慣らしの方法

慣らしの方法

最高許容回転数(図22)

慣らし運転期間中の最高許容回転数(rpm)
1) 1000kmまで
2) 1000~2500kmまで
3) 2500km以降

1000kmまで

最初の1000kmまでは5500~6000回転を絶対に超えないでください。
最初の間は、制限された回転数の範囲内でエンジンの負荷と回転数をさまざまに変えることをお薦めします。
このために、エンジン、ブレーキ、サスペンションのより効果的な慣らしは、カーブの多い、起伏に富んだ場所を走行することが理想的です。
最初の100kmは、優しくブレーキをかけてください。
また、激しいブレーキングや長い間ブレーキをかけることは避けてください。
これは、ブレーキディスクに対してパッドの摩擦材を適切に慣らすためです。
モーターサイクルの全てのメカ部分を互いに馴染ませるため、また、エンジンの主要部分の寿命に悪影響が出ないよう、乱暴な運転と、特に、上り坂での長時間の高速回転を避けてください。
更に、定期的にドライブチェーンを点検し、必要があれば給油し、調整してください。

1000~2500kmまで

この期間では、エンジンからよりパワーを引き出せますが、それでも、2500kmまでは決して7000回転を超えないようにしてください。
慣らし運転の方法を遵守することでエンジンの寿命を延ばし、調整、オーバーホールの回数を減らすことが可能です。

重要

慣らしの全期間中は、当マニュアルに指定された点検、整備を必ず受けてください。
これは保証の必須条件で、この条件が遵守されなかった結果としてのエンジンの損傷や寿命の短縮については、Ducati社はいかなる責任を負うものではありません。