事故発生時の対応

Ducati Netでツーリングの企画の度に事故が発生していた頃に作成された文書です。ですが、事故の対処自体でいっぱいいっぱいの状況下で、管理人への連絡や、顛末の報告などを求める内容だったので、あまり効果的ではありませんでした。


事故とは、車両運行時の転倒・接触等のことをさし、ケガの有無にかかわらず、立ちゴケも含むと考える。
また、ミーティングへの集合・解散後などの事故も対象に含める。

1.事故が発生した場合は幹事に連絡する

幹事に連絡が取れない場合は副幹事や同行しているスタッフなどに連絡する。

2.人命の救助・事故の続発の防止措置

事故の対処のために現場付近にとどまる人選をし、残りの参加者は安全な付近の休憩地点などに移動する。医師、看護士、ファーストエイド受講者は申し出て負傷者の救護にあたってください。

①続発事故の防止。

路上に、負傷者や、バイクが有る場合、何より後続車や、場合によっては対向車へのアピールです。
負傷者に、気持ちが行きますが、後続の車やバイクにアピールし、応援をお願いして、安全の確保をします。

②負傷者の救護

意識がしっかりしてれば良いのですが、そうでない場合は安全が確保されていれば動かしてはいけません。
ですが、呼吸の確保等が必要です。そこで、イベントに参加されるメンバーで、医師、看護士、ファーストエイド受講者はリーダーに申告するようにしたいと思います。

③救急車の手配

必要と判断した場合は、呼びます。
救急病院でも、事前に電話を入れないと受け入れ態勢が無いので仲間が連れて行く場合でも119番で、病院を紹介して貰います。

事故に居合わせるのは、リーダとは限りません。
居合わせた人が、対処となりますので、必ず
『安全の確保』
を実施してください。

3.幹事は遅滞なくドゥカティネット管理人に報告する

管理人とコンタクトのとれない幹事は連絡先を知っているスタッフ等でも構いません。
スタッフは管理人とコンタクトがとれるようにしておきます。

4.該当トピックに顛末の報告をする

事故の状況、怪我の程度、重症の場合にはその後の怪我の回復具合、退院など。
ただし入院してる病院名等、個人情報につながる項目は載せないように注意すること。
これは、他の参加者が気にしていると思われることと、事故はドゥカティネット全体にとって重く受け止めることであると考えているからです。

また、消防署では、いろんなイベントでファーストエイドの講習を無料で開催しています。地元の消防署に問い合わせ、皆さん、受講しましょう。家族を守るのにも役立ちます。

一般には「救命講習会」と呼ばれているようです。

◆普通救命講習
+心肺蘇生法(成人)、止血法
+約3時間

◆上級救命講習
+心肺蘇生法(成人・小児・乳児・新生児)、止血法、傷病者管理法、外傷の手当、搬送法
+約8時間

都内での受講は東京消防庁の応急手当講習会をご参照ください。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/sk/kousyu7.htm
ただし、普通救命講習は、最寄りの消防署でもおこなっているようです。
東京消防庁のものは有料ですが、ほとんどの市町村では無料のようですね。

各市町村管轄のようですので、お住まいの市町村HPなどのぞいてみてください。
近くの消防署に電話で問い合わせるのが一番早そうですが・・・

また民間でもファストエイドプログラムを提供している会社がありました。
Medic First Aid Training Program
http://www.emp-japan.co.jp/index.html

ひとりだと、面倒になっていかないかもしれないですが、みんなで誘い合って行くのもいいかもしれませんね。

ライダーのための救急マニュアル 出版社:荘道社 著者:根本学
http://www.nobuyasu.net/Download/Preambulancecare.jpg

著者は埼玉医大救急部の根本学先生です。先生もライダーです。バイク事故に特化した救急講習会に一度参加させていただいたことがあります。救急車が来るまでに手をさしのべることで救える命が何割かあります、半身・全身不随にならずにすむこともあります、というコンセプトだったと思います。 脳しんとうを起こして倒れた状態で鼻血が喉に詰まって窒息、気を失ってうつ伏せに寝ていてヘルメットの顎ひもがのどにくいこんで窒息などという怪我ひとつないのに亡くなるケースもあるそうです。こういう命は素人にも救えるのだということを知りました。

人工呼吸も消防署の講習会で教えるものと違って、交通事故用の頸椎保護を重視した方法を教えていただいたり、頸椎を保護しながら姿勢を変えたり、道路の真ん中で倒れている人を路肩に移動させる方法を教えていただくなど有意義なものでした。

受講者は全員ライダーでしたが、他人のヘルメットの顎ひもを外せないベテランライダーもいました。私も人のことは言えません。他人のヘルメットを脱がせるのは非常に難しいこと、ヘルメットをかぶったままうつ伏せになると息ができないことなど、普段バイクに乗っていながら、こんなことも知らなかったのかと自ら呆れることばかりでした。

実技もありましたが何度も練習しないと本当に難しいです。講習会でいただいた救急キットはバイクに積んでいますが、白状しますと、私は実技で習ったことをもう忘れてしまいました。実戦の場で役に立てるか全く自信がありません。

ここのメンバーの中には医師や救命救急士の方もいらっしゃると思いますので、専門の方からのアドバイスをいただけるのではないかと期待しています。

 私が前に通りがかりの事故で対応した時は、通りかかった車の方に、3,000円程で その場で三角の反射板を買わせて頂き、置きました
その方は、「いいよいいよ」と言って下さいましたけどね

 発煙筒は、使用できる時間が短かった記憶があります
15~20分程度じゃなかったかな(自分もパニクっていたのでもう少し長いかもしれませんが)?
これまた通りかかった事故の時に、自分の車に付いていた発煙筒を使ったんですが、救急車が到着するまでもたなくて往生した覚えがあります
分かっていても、改めて言葉にされると 気持ちが引き締まることってあるのではないかと思います

 トピズレの内容になるのかも知れないのですが、ツーリング等で朝の集合時などに、必ず幹事さんの役目として、走行前ミーティングを開き、
「事故に遭わないよう、事故を起こさないよう 気をつけましょう」
ということを励行して頂くことも有用だと思います

昨日夕方のテレビでオフ会のツーリングについての問題点をニュースで取り上げられていました。
GW明け、5/8日に箱根で死亡事故があり、亡くなられた33歳の方の名前などを誰も知らないことを奇妙に思ったとの救急隊の方のコメントが紹介され、オフ会の説明がされました。

ネットで知り合ったメンバーが集まって走ることに問題はないが、お互いのことを知らないこと
・ライダーとしての技量がバラバラ
・お互いの技量を知らない
ことが問題だとのこと。

やはり『初心者対象(上級者のサポートは歓迎)』『上級者向け』などツーリングのメンバーを募集する際にはっきり示した方が、結果として事故を防げることにつながるのではないかと思います。
おおよその総走行距離なども長距離の経験のない人もいる可能性があるので知らせる方が良いかと思ったのですが、いかがでしょうか?

それから事前に名前や連絡先を知らせておくという件ですが、個人情報を知られることに抵抗がある方はいらっしゃるでしょう。

事故の際必要になる最低限のことを記載したものを各自が所持するのが良いのではないでしょうか?
この方法ならその人が事故を起こさない限り他人に個人情報を知られることはないですよね?
しまう場所を車検証と一緒に入れておくとか、統一するのは難しいかもしれませんがネットから発生した集まりとはいえ、走行が伴うのであればあいまいにしておけないこともありますよね。

気軽に集まれるよさは大切にしたいと思うのですが、何かあったとき対応がおくれたりネットの集まりだからと問題視されるのはあまり良い気がしません。
こういうニュースがながれると、ご家族の方も心配されるでしょうし、そのことでツーリングに参加しづらくなったりしたら残念なことですよね。
せめてドカネットが良い手本になれればいいなと思うのです。

ネットというバーチャルな繋がりがきっかけで集うのですから、リアルな集まり以上に信頼と相互協力の気持ちを持って集まりたいですね。
ご本人は元より、ご家族にとってもご心配を掛けないように、幹事さんへの必要最低限の個人情報は必須だと思います。

赤城の件で、感じた事を書かせていただきます。

ネットの性格上、多様な価値観に耳を傾けなくてはいけないと思いますが人命尊重の観点から書きます。

既述の通り、皆さん忙しいでしょうが、救命講習会には少しでも多くの方が参加される事を望みます。
私も、再度受講してみようかと考えています。

ただし、救急救命法を知らない人でも出来る事があります。

・負傷者をショック状態に陥らせない

です。

物理的な身体損傷だけが原因でなく、ショック状態が死因になる事もあるのです。

現場での対応は、以下の事が挙げられます。

・まず全員が落ち着く。
・負傷者をリラックスさせる。
深呼吸ではなく、ゆっくりと呼吸する事を促す。
水分を与える。
体温の確保。
・負傷者に極力、受傷部位を見せない。
・損傷状態を聞かれても大丈夫であると勇気付ける。

・損傷状態について口に出さない。
119への通報も状態を観察してから少し離れた位置で話す。
意識が無くても同様。

・負傷者に一名が必ず側について、常に話しかける。
意識が無くても同様。
※これが重要です。

同様に、今後事故が起きた場合、事故を起こした(に遭った)負傷者に、その後のDUCATI netで否定されるのではないかという思いのストレスを、現場で与えない様に配慮した発言を、望みます。

また、救急救命法を身に付けてなくても、現場では早急に
・気道の確保
が大切になるのですが、頚椎損傷が疑われる場合と、そうでないときの方法が異なります。これについて紹介するかどうかは、日本の法整備上の問題があり、ためらっています。

良かれと思い、救急救命を行っても
・頚椎損傷を悪化させてしまった
・心臓マッサージをして肋骨が折れて肺に刺さった
等の場合、傷害(致死)罪に問われる事があります。

これについても議論が進めばと思います。

サーキット走行会のトピが立っていますが、こちらで転倒など発生した場合は「事故」になるんでしょうか?
すでに何件か転倒が発生したときいてますが。

私も気になっていたことではありました。
負傷の程度にもよるのだと思いますが,サーキットの場合は不測の事態に対する態勢も整っていますし,個人の情報等も走行会等の主催者等で把握していますよね?
仮に「DUCATI net主催の走行会」といったものであれば別ですが,サーキットという性格上,公道での事故ほど神経質になることはないのではないでしょうか。

今のところ私はこう考えていますが,いかがでしょう?

今良くやってる同日に集まってスポーツ走行を楽しんでるのは、ここのミニオフやミーティングには当てはまらないと思いますよ。
また扱いも警察が介入しないので、いわゆる「事故」扱いではないです。

サーキット内には救護施設も有りますし、近隣には救急病院もすぐありますので(筑波の場合この病院がヤバイらしいのですが・・・)、公道よりは緊急の処置ははるかに早いと思います。
ライセンス所持者や貸切の走行会については「共済会」に入らなくてはならないので、そこから見舞金と言う名目でお金が支払われます。(各サーキットの規約によります)

ただし、任意保険(車両保険)やアシスタンスの利用は、サーキット内で起こった転倒に関しては適応されません(表向きね )。

面白い発想ですね。いや、こう言う感覚も一般にはあるのかな?

僕個人の認識で言うと、サーキットで転倒するのは、ある一定のレベル以上を狙っていった時ですので、気持ちよく走るって感覚なら、滅多にないでしょうね。

公道に比べてあれだけ路面や環境が良いサーキットでは、転倒しちゃったというより、転倒できた(この違い、わかるかなぁ )って感じでしょう。

ちょっと違うかもしれませんが、サーキットでタイムを狙うスポーツとしてのライディングでは、転倒してはじめて上手くなるって所もあります。
サーキットではあるレベルまでは、転倒って悪い意味ではない様に思います。

そう言う僕も、怖いので転倒できないのですが、若い頃はよく路面と体で仲良くしてました。
お陰で受身だけは上手くなったと思います。