ツーリング参加時のガイドライン

ドゥカティネットが閉鎖にともない失われていますので、こちらに再掲載しておきます。SS900.COMのツーリングのルール、というわけではありません。

ツーリングに参加するときに、幹事さんにすべてお任せするのではなく、「一緒にツーリングを楽しむ」ために参加者ができることについてまとめています。

【注意】規約ではありませんので、参加者が守らなければならないことではありません。

「一緒に楽しむ」という大原則

メーカーやショップ主催のツーリングでない場合は特に言えることですが、参加者は「メンバー」であって、「お客さん」ではありません。率先して幹事さんに協力して、楽しいツーリングになるようにしましょう。「楽しませてもらう」のではなく「一緒に楽しむ」という心構えが基本です。メーカーやショップ主催のツーリングは、少なからずお客さんではあります。が、もちろん協力的な姿勢が楽しいものにすることには変わりがないでしょう。

早期の参加表明

参加表明は早めにしましょう。参加の確定ができないときも、いつまでにどういう条件がそろえば参加できる、どんなときは参加を見送る、などの条件をつけてでも、黙っているのではなく、参加したい意思を示した方がいいでしょう。

人数の予想が早めにつけば、幹事さんも準備しやすいのです。事情をあらかじめ知らせておけば、そのせいで急に参加できなくても理解してもらえるでしょう。

また、幹事さんには携帯の電話番号・携帯のメールなどを知らせて、連絡が取りやすいようにしておいてください。携帯を知らせたくない幹事さんの主催するツーリングに参加するのはどうかと思います。

当日までのこころがけ

バイク、人間ともベストなコンディションを心がけましょう。
・あらかじめショップで点検してもらったり、一週間以内くらいに一度はエンジンをかけてみて調子を確認しておきましょう。
・前日は早めに寝て十分な睡眠を取りましょう。
・当日に残るような深酒はしないでください。トラックの運転手さんは、翌日仕事のときは飲まないそうですよ。
・発表されたルートの確認をし、地図を持参しましょう。道を間違えてはぐれた場合などに、現在地や合流場所について打ち合わせしやすくなります。
・かかりつけのバイクショップの連絡先、営業時間などを調べて車検証入れなどに入れておいてください。
・本人が意識不明になったときに、連絡が取れるご家族等の連絡先も、幹事さんに伝えておいてください。個人情報を気にされる方もいますが、まっとうな幹事さんは本人が意識不明の事故に巻き込まれたりしない限りはその連絡先に連絡することはありません。

集合

・時間に余裕をもって集合します。遅れそうなときなどは、ついつい焦って違反や事故などを起こしがちです。幹事さんなどは大抵時間に余裕をもって集合場所で待ってくれていますので、集合時間よりちょっとぐらい早く行っても寂しくはないはずです。また、初めてのときは、人数が少ないときに到着していた方が、他の参加者ともコミュニケーションが取りやすくてリラックスできるでしょう。
・どうしてもコンディションが整わなかった場合は参加をあきらめましょう。幹事さんに早めに連絡して理由を伝えましょう。
・初心者であったりマスツーリングに不慣れな方もしくは初参加者の方は、見栄を張らずに最初に告白してください。幹事さん自身か、あるいは、幹事さんが信用できるベテランの人にサポートについてもらうことができるでしょう。
・集合時に満タンを指示されている場合は、集合地点付近で給油をしておいてください。

走行前

次の目的地を確認してください。次のSA、とか次の○○、など、目指すべきところが分かっていれば、はぐれてもいずれ合流できるでしょう。

休憩

休憩時には、エンジンをとめ、バイクから降りて、ストレッチなどをしておきましょう。また、トイレも念のため済ませておくようにしましょう。
暑いときは、水分補給等、熱中症対策も忘れずに。
疲れててきついときは幹事さんに申し出ましょう。回復を待ってくれたり、以降のペースを調整してくれます。

走行中に気になったことなども休憩時に積極的に聞いてみましょう。

走行中

無理せず相談してください。
・ペースが速くてつらいときは無理せずサポートしてくれる方に相談してみてください。
・走行中でも、ペースが速いと思ったり、トラブルが発生した場合には、無理せず減速してください。サポートの方が気づいてくれるでしょう。
・体調が悪くなったり、眠いとき、トイレに行きたいときなども、遠慮なく申し出てください。途中でSAやコンビニに立ち寄っても、サポートの人がついていて合流できるまでなんとかしてくれるはずです。

千鳥走行

市街地の国道などを走行する場合は、原則として前の車両の斜め後ろを走るようにします。
左右の列の間隔は、クルマの車輪の左右くらいで、前後の間隔は、斜め前のバイクのミラーで、そのバイクのライダーのヘルメットが見える程度の位置を原則とします。ついて行けないときは無理しなくてもいいので、ゆっくり走っているときにその位置を心がければいいでしょう。

前車の斜め後ろを走ることで、正面は2台前の車両となり、視界が確保できます。また、自分の前にスペースが出来るので、急ブレーキをかけるような場合にも余裕があります。

特に台数が多い時は、グループの先頭の車両以外は、車間距離を開けすぎないようにします。入りたい車は先頭の車両の前に入れるようにして、隊列の分断を避けます。

停車時

信号待ちなどで停車するときは、千鳥走行の交互になった状態からそのまま前に詰め、2列縦隊とします。前を走っているバイクの隣に行くか、後ろを走っているバイクが隣に来るような感じです。ドゥカティではなかなか難しいですが、横に並んだときに意思の疎通が図れるかもしれません。発進したら、再び千鳥走行の隊形に戻るようにします。

高速道路

高速道路の場合は、速度が上がりますので、千鳥走行をする場合も、若干車間を開け気味にします。

ワインディング

峠などの場合は、走行ラインの確保が難しいため、千鳥走行を解除して1列になって走ります。その際は千鳥走行と違って、単独で走行しているときと同様に、十分に車間距離をあけること。
前のバイクが早くても無理に追わなくていいです。自分のペースで安全に走りきりましょう。
千鳥走行で走っているみたいなのに自分には精一杯な場合は、車間を開けて通常に走行しましょう。気がついてくれるはずです。

フリー走行

ツーリングのなかで、一定の区間を自由に各自のペースで走ってよい、とすることがあります。
これを通常「フリー走行」などと呼んでいます。
フリー走行区間は通常、道を間違えたりする可能性の少ない区間に設定されていますので、指定された合流地点まで自分の安全なペースで進んでください。
ベテランの方をサポートにつけてもらっていいる場合は、フォローしてくれるはずですので、自分が楽しいペースで走りましょう。

食事

「アサレン」などではない限り、大抵お昼ぐらいは食べるでしょう。幹事さんが目星をつけてくれているお店があるでしようから、そこでの食事になります。食事の時はコミュニケーションのチャンスです。初めての参加の場合は、幹事さんの近くや、フォローをしてくれていたベテランさんの近くを陣取らせてもらいましょう。

食べ過ぎるとその後の走行が厳しいですから程々に。

あとは再び走行の繰り返しです。

終了後

無事に帰還したら、幹事さんに無事に帰還したことを連絡してください。

ベテランの方へ

積極的に幹事さんに申し出て、役割分担をして楽しいツーリングになるようにしましょう。初参加の方や初心者の方に気を配り、楽しめているか、様子を見てあげてください。幹事さんが気づいていないようであれば、そっとアドバイスしてあげてください。

事故

事故が発生した場合は、全員で協力して対処に当たります。
事故を起こしてしまった場合は、リーダーや幹事に連絡しましょう。
右往左往することのないよう、保険会社等から配られる事故発生時のマニュアルなどに目を通しておいたり、あらかじめ救命講習などに参加しておくといいでしょう。(事故発生時の対応へ移動)

ツーリング開催ガイドライン(幹事さん向け)